名古屋も「桜開花宣言」

今日は風もなく穏やかな春の日が温かった。
ようやく桜の季節が到来した。毎年のことながら、いつ咲き初めるかがニュースとなる。
桜花だから。

桜が開花、これが「春の宣言」でもある。この好季に人の別れと旅立ちが交差する。
卒業式、職場転勤、新入学、入社式。ゆっくり桜花を愛でる余裕もない。

1月は新年、お正月。 3月は年度末、学年末。
新年お正月はゆっくり出来るが、年度末、学年末のこの時期はなんとなく気ぜわしい。

学年末を夏休み前にして9月新学期にしたらという意見が出ている。
社会人と学童生徒のある種の分断である。少しは互いに落ち着けるのではないか。

農耕民にとって、「収穫の秋」に新学期を始める事はそぐわないという意見もあり、まだ優位な立場ではない。
欧米社会との違いが埋められない理由にもなっている。
こればかりはいくらグローバル化が叫ばれようが直ぐには変えられないことである。

短いこの春休みの一時を桜花とともに謳いたい。