第三の男

昨日の愛知万博愛・地球博」開幕初日は戻り寒波の雪が降る最悪のまくあけであった。このところ、列島は、地震や殺人事件など、暗い事件の連続だ。
ライブドア対フジテレビ・ニッポン放送買収事件も、提携話し合いに入るかに見えたところ、第三の有力勢力が中に割って入ってきて、問題の進展が大きく方向転換を余儀なくされてしまった。
有力な「ホワイトナイト」なのか「パックマン」なのか?ソフトバンク・グループの一員のインベストメント会社である。見方を変えれば「後だしじゃんけん」の漁夫の利をさらう「後門の虎」なのかも知れない。花の咲く前の戻り寒波の嵐が吹く!の感がする。
「土足で入った輩」と切った、ホワイトナイトも「株の鎧兜」をまとった怖い影武者である。只では措かない商売人である。フジテレビ・ニッポン放送陣営だって、ライブドア以上の強力な敵の手のひらに乗ってしまった。大人の解決を進言出来ると言うが、相談があればと誘い込む。訴訟に持ち込むなら敵に回すことになると、遠まわしながらの脅し文句をいう。ライブドア堀江社長もすぐさま相談のためのアポイントメントを取ったと言われるが、どんな場面が次に展開されるかはわからない。

放送と通信の融合の時代に進むと言う提携交渉が一向に、その方策や計画が示されないで、資本や金力構造の剥き出しのままの力の対決が展開されるばかりでは、一般国民は付いていかない。