桜探訪

昨日は毎年のコースを辿り桜の開花状況を見てきた。
どんよりとした天気は、桜を意識したのか、花曇を演出しているようだった。
まだ満開というのではなかったが、それでも7分8分にはなっていた。
月曜日であったから人の賑わいはなかったが、春の風情を満喫できた。
ソメイヨシノに混じってやや小さい真っ白の花弁の小ぶりの桜が目に留まった。なんという種類なのか、図鑑で調べてみたい。

タンポポの小道を辿り、目の下の田んぼの菜の花を見ながら遠くに連なって咲く桜を見ると、そのあたりはぼーっと曇っている。まさしく花曇という感じがする。修飾された言葉であるが、昔の人の自然を見つめるやわらかい心の動きを感じることができる。
春は朧、霞みたなびく・・・。浮かれる気持ちを静めてくれる桜の群れ咲き。
あと4.5日で散り行く花を再び訪ねようか。