退屈な夜

 テレビなしの生活を4日過ごす。
目の疲れは少なくなったが、退屈な夜になった。ながら族で、これと決めて注目して見ていた番組はニュースショーぐらいで、バラエティーやドラマなどを見ていなかったのだが、テレビ音声をラジオに変えていたのに、間が持てなかった。
 ちらちらと横目で見ていた番組が目に入らない。ただそれだけだのにこれほどの退屈を味わうことになってしまった。馴れとは恐ろしい。タバコ中毒やアルコール中毒と同じくテレビ中毒は怖いのである。そのうちに、目がぶるぶる震えでしたり、眩暈が起こるのではと不安さえ感じる。

 あれだけ嫌だったコマーシャルCF。今はこれが懐かしく思い出される。食事の支度時などは、カレーやラーメン、お茶漬けのコマーシャルを思い出す。食事中はビールのコマーシャル。お茶の時間にはケーキやチョコ。いろんな商品を覚えていたものだ。

 テレビ中毒の解毒は何時になるだろうか?