恵みの雨

 新潟や北陸地方の人には悪いが、やっと、恵みの雨に濡れることが出来た。
梅雨に降る雨が恵みの雨となるとは、自然の営みが大きく変化している証拠であろう。
もっと降れといいたいが、集中豪雨で困っていられる人々を考えるとそうもいっていられない。
 大昔から繰り返されてき四季の巡り。その地方の地形が最も安定して形作られ維持されてきた「自然の営み」が、人間の快適な生活維持のため手を入れることによりバランスが崩されてきた。異常気象と、破壊された「地形のアンバランス」が予想もつかない災害を発生させる。一端集中豪雨に見舞われると大変なことになる。
 まして、大地震で破壊されたところの被害は想像もつかない。「大自然のバランス」を回復するのにどれほどの時間が必要となるのだろうか。急場をしのぐために、また、「人工の破壊」を繰り返す行為のいかにお粗末さ加減をどうしたものだろうか?
 梅雨に降る雨に流されない「自然の地形保存」を・・・。